GREETING代表挨拶

取締役社長 後藤 啓之

2021年3月に創業40年を迎えた「九州精鍛株式会社」は、滋賀県にある「江州鍛造工業所(現:ゴーシューホールディングス)」の二輪車エンジン部品の専用ラインとして熊本に生を受けた企業です。当時は40名ほどが、同じ釜の飯を食べ、共に働く、本当に小さな会社でした。今では70名を超えるまでになり第3工場まで拡張することができましたが、スモールスタートだったからこそ、今でも受け継がれ、当社の強みとなっている想いがあります。それは、創業者が常に語っていた「自前主義」という想いです。

ものづくりに携わるからこそ、無駄を減らし端材をも大切に活用し、「もっと良くしたい」と自らが考え、自ら手を動かして業務の改善をするのです。鍛造業で当たり前と思われていた3K(キツイ・キタナイ・カッコワルイ)を否定し、重筋作業の軽減を実現するために自働化を進めるなかでも、この精神は欠かすことができません。自働化=機械にまかせるのではなく、工程や設備のソフトやハードを理解してはじめて導入に至ります。根本でもある「ものづくりの精神」は変わらず、あくまで機械を使うのは人。人が育ってはじめて自働化は完成します。それが、当社が大切にしている想いです。

創業40年を迎え、創業メンバーの世代交代が間近に迫っています。この創世の方々が継承してこられた技能や考え方を、時代に即した形にシンカ(進化・深化・新化)させ、未来の九州精鍛を担う「次世代を育てる」ことが私たちの使命です。産業の変革期を迎えるなか、日々の業務の中で新旧のメンバーがそれぞれの持ち場立場で人財育成を行ってくれています。会社として、本当にありがたいことです。だからこそ私たちは、会社は気心の知れた仲間と長く働ける場所でありたいと考え、様々な改善を行います。

九州精鍛は、社員一人ひとりが「自分ごと」として仕事に取り組む「全員経営」が、自然と受け継がれている会社なのです。

今後は今までの40年間を支えてくれたお客様と地域の皆様、そして社員に感謝するとともに、グループ経営理念である「人間性尊重」「全員経営」「相互信頼」のもと、次の40年も信頼される会社を目指して活動してまいります。

引き続き、一層のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

POLICYグループ経営理念

当社を支え続ける「不変」と「挑戦」のDNA

「人間性尊重・相互信頼・全員経営」

「社会が必要とする限り、社員が仕事を通じて成長し誇りと夢を持ち続ける限り、企業は継続発展することが出来る」

当社の経営理念は一人一人の人間性を尊重しながら、相互信頼の下、社員全員が経営する企業であること。企業を成形するのは、多様な個性を持つ人の集団。

人が人として持つ最大限の可能性を発揮できる企業でありたいという経営理念の下、社会に求められるものは何か、社会に貢献することとはどのようなことか、社会の信頼を頂戴することとはどのような意味なのか。創業以来問い続けながら、私たちは歩んでいます。

そしてたどり着いた、変化に「挑戦」する気持ちを持ち続ける、ということ。

常に現状への疑問を投げかけ、変化を求めようとする姿勢。

それが人を進化させ、技術を進化させ、私たちを進化させてゆくのです。

進化したゴーシューグループが、新たな価値を創造し、新しい社会の創造に貢献していくという理想を、私たち自身の手で実現させたいと考えています。

ATTEMPTCSR(企業の社会的責任)への取り組み

わたしたちは、ゴーシューグループの企業活動と同じ経営理念のもと、企業の社会的責任を経営の最重要課題と位置付け、企業価値の継続的な向上に努めてまいります。
お客様と社会からの信頼をより確かな物とするためには、社員一人ひとりの経営理念に基づいた倫理やコンプライアンスに基づく積極的な行動が不可欠です。
そこで、このたび九州精鍛で働く人々が実践すべき行動を次の「行動規範」にまとめました。

  • 1
    公平・公正で健全な企業間取引を実行します。
    わたしたちは、市場における自由競争のもと、すべてのお取引先との信頼関係に基づき健全な企業活動を行うとともに、発展的な関係を築きます。職位や権限を利用し、利害関係者から不当な便宜を受けたり、与えたりしません。また、お取引先との間で社会通念を越えて、金品・物品や接待などの利益を受領したり提供したりしません。
  • 2
    安心して働ける労働環境を保つために、安全で衛生的な職場づくりを行います。
    わたしたちは、危険な作業や場所を適切に管理することで災害を防止し、安全を最優先して行動します。また職場の整理・整頓・清潔を徹底し、快適な環境を作る様努めます。
  • 3
    社員の人格と人権を尊重し、多様で豊かな職場環境を推進します。
    わたしたちは、社員一人ひとりの人権・個性・多様性を尊重するとともにお互いが信頼し合えるような職場の形成に努めます。
  • 4
    企業情報の適時・適切な開示をします。
    わたしたちは、透明性の高い企業であり続けるために、お客様、株主・投資家、地域社会などのステークスホルダーと適切なコミュニケーションの促進を図ります。
  • 5
    環境の保全に努めます。
    わたしたちは、社会の責任ある一員として、すべての企業活動を通じて環境に配慮した取り組みと保全に取り組みます。
  • 6
    安全・安心な品質の製品・サービスを提供します。
    わたしたちは、製品・サービスの品質と安全性を最優先し、決められた基準や手順を誠実に遵守し顧客に提供します。
  • 7
    地域社会への貢献に努めます。
    わたしたちは、熊本の地で地域密着を行動の規範として、企業活動を通して社会活動に取り組みます。
  • 8
    法令、社会規範、社内諸規定の順守及び倫理違反行為への対応
    わたしたちは業務に関連する法令および社内諸規定の内容と精神を正しく理解し遵守するとともに、改正動向を把握し適切に対処します。また、法律、社内諸規定等に違反する行為、または違反の恐れがある行為を発見した場合には、総務部門または、上長に報告、提案、相談します。その際、報告者が報復を受ける事が無いように保護します。

QUALITY品質環境方針

環境方針

九州精鍛株式会社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題であることを認識し、環境負荷の低減が企業の継続と発展のために必要不可欠であるとの信念を持ち、環境保全に配慮した取り組みを行う。

  • 1
    事業活動が環境に及ぼす影響を常に意識し、環境汚染の予防を推進する。
  • 2
    環境関連法規制・協定及びその他の要求事項を遵守する。
  • 3
    法規制物質や紛争鉱物など、人類の平和と安全を脅かす物質は、理由の如何を問わず使用しない。
  • 4
    使用するエネルギーの削減、使用する資源の削減を徹底し、さらに改善する余地を追求する。
  • 5
    廃棄物を法令に基づき分別・回収し、リサイクル・リユース・リデュースを徹底する。
  • 6
    受注から納品までのすべてのプロセスにおいて、環境マネジメントシステムの継続的改善を図る。
  • 7
    環境汚染の予防を推進すると共に、作業環境の継続的改善を推進する。

この環境方針は組織内に伝達し、利害関係者が入手可能とする

品質方針

九州精鍛株式会社は市場に望まれる最適で高付加価値な製品・サービスをタイムリーに供給することでお客様と社員・仲間に感動を与える。

  • 1
    法令・規制要求事項、顧客・規格要求事項への適合及びその達成のために継続的な改善を行う。
  • 2
    中期経営計画及び年度会社方針を定め、品質目標を達成させる。
  • 3
    各部門は品質目標達成するための実行計画を設定し、定期的な見直しを行う。
  • 4
    方針を実行できる、高い技術力を持った人材を育成する。
    (1)自らの役割を理解し、各々の責任を全うするプロの育成
    (2)全員がステップアップするための教育システムの確立
  • 5
    自然と良品が流れるシステムを構築する。
    (1)モノと製品の状態が誰にでも分るシステム。
    (2)自工程完結を追求したシステム。

この品質方針は組織内に伝達し、利害関係者が入手可能とする

制定日:2023年4月1日
九州精鍛株式会社
代表取締役社長 後藤啓之